「本学神社を知り、訪れる」フィールドワークを開催しました!
「本学神社を知り、訪れる」公民館講座を実施(H28.12.17)
平成28年12月17日の土曜日に、「本学神社を知り、訪れる」公民館講座を開催しました。この講座は、地域にある良いところを再発見することを目的としており、初めて行ったものです。山吹上地区や公民館山吹上分館と協力して企画しました。
参加者は、地元である山吹上地区の方々を中心に、飯田市からも参加がありました。講座の題字には、参加した小学生が戦国武将を書いてくれました。会場の雰囲気が和みます。
始めに、時の駅館長の松上清志さんから、本学神社についての説明を聞きました。江戸時代に、仏教が伝来する前の日本古来の考え方を研究する国学が盛んになったことや、山吹藩を中心に、熱心に学習活動を行ったことがきっかけとなり、神社をたてることになったことを聞きました。神社には、本居宣長や平田篤胤等の4人の学者がまつられています。
本学神社の説明を聞いた後は、神社まで歩いて移動しました。参道は、クヌギの葉っぱに埋め尽くされています。どんぐりや松ぼっくりもたくさん落ちていていました。今では少なくなった、里山の風景が残っています。参道は、傾斜が厳しい上り坂になっていて、ちょっとした登山のようです。
参加者は息を切らしながらも、歩いて登り切りました。神社に到着したうれしさと、先人たちの想いを感じて、達成感に満ちています。江戸時代に活躍した松尾多勢子が、この地を訪れた際に詠んだ碑についての説明を聞きました。
本学神社には学問を研究した学者がまつられていることから、地元では受験や勉強の祈願に訪れる学生もいます。多くの絵馬が飾られていました。神社関係者の方の配慮もあり、普段は見ることができない本殿の中に入ることができました。
参加者からは、神社ができた経緯を知ることができ、実際に歩いて訪れてみて、地域のことを改めて感じることができたとの感想がありました。飯田市の参加者からは、先人の熱心な活動によって建てられた本学神社を、今でも大切に守っている地域があることは素晴らしいとの感想が聞かれました。
公民館ではこれからも、地域にある良いところを知るための講座を企画していきます。
また、今回、地元の皆さんでこの本学神社について昭和60年代に作成した映像を知ることが出来ました。許可を頂いて、高森町公式YouTubeよりみることができます。